麻暖簾

麻のれん


      連綿と百年吊し麻暖簾


我が国は、世界で群を抜く老舗企業大国である。創業100年を超える老舗が、個人
商店や小企業を含めると、10万社以上あると推定されている。その中には西暦578年に
設立された創業1,400年の建築会社「金剛組」だとか、1,200年以上の京都の和菓子屋
など、1,000年以上の老舗企業も少なくない。

ヨーロッパには200年以上の会社のみ入会を許されるエノキアン協会があるが、最古の
メンバーは1369年に設立されたイタリアの金細工メーカーである。
しかし、これよりも古い会社や店が、我が国には100社近くもある。

隣の韓国には創業80年ほどの会社がいくつかあるに過ぎず、中国でも漢方薬メーカーの
老舗が創業340年ほど、あとは中国茶など100年以上の老舗が何軒かある程度だそうだ。

    麻暖簾ずいと蔵まで通し土間   山田弥寿子


飲食サービス業の老舗の中から、観光地京都の食べもの屋さんを3店ほど紹介する

一文字屋 和助  1000年創業 京都市北区 「あぶり餅」
今宮神社の旧参道にあり、あぶり餅だけを提供している。親指大に千切られ、串に
刺さってあぶられた餅。上品な味噌の甘みと、焼いた餅の香ばしさが口の中に広がる。
平安時代の1000年(長保2年)創業で、2017年現在では日本の飲食店では最古、日本の
企業すべての中でも、8番目の歴史を持つ老舗である。

平八茶屋  1573年 - 1592年創業 京都市左京区 「麦飯とろろ」
安土桃山時代、若狭街道の街道茶屋として、御所より一里のここ山端の地にて開業。
かつて街道を行く旅人は、ここで一服のお茶を飲み“麦飯とろろ”をかき込んで、旅路に
ついたそうである
上質の丹波産つくね芋を丹念にすりおろし、なめらかな口当たりに仕上がっている。

奥丹清水  1635年創業 京都市東山区 「湯豆腐」
江戸時代初期、今から約375年前に創業の精進料理店。客間から見える600坪の
庭があり、季節に合わせて四季折々の美しい景色が楽しめ、さらにお庭の中にある
小川流れる音を感じながら、料理を頂ける。
仕込みや製造に用いる水は滋賀県北比良地方の地下水、また使用する大豆は
滋賀県の比良地方の契約農家で農薬栽培を行っている。

数百年以上も同じモノを作り続けるということ・・
どんな味と店の雰囲気なのか、一度訪ねられてはいかがか


     麻暖簾古き家紋を垂らしたり   村山故郷



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Author:遊歩
あっという間に歳を重ねてしまいました。
せめて俳句への感覚は若くありたいと思い続けています。

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