毛虫

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      思ふこと言はれず哀し毛虫焼く


私の俳句はほとんどが題詠である。前にも書いたが創作方法の一つで、現実の
体験とはかかわりなく、あらかじめ与えられた題によって詠むもので、もの、ことに
触発された直接的な感興を詠むものではない。

ものをよく見ることは、俳句では大切なことだが、現実がそこにあってイメージする
のか、イメージが先にあって現実があるのか、それに差はないように思う。
むしろ言葉にするとき、なるときが発見である。そして俳句が生れる。

掲載句の季語「毛虫」は今月、私の参加した句会で出されたもので、見事な毛虫が
7.8匹ほど並んで青葉を食べている写真が、句材として置かれていたものである。

   八匹も毛虫並びて大葉食ぶ      有本玲子

   寄り合ふて何を企みゐる毛虫     木原苑生

   招かざる客に会ふごと毛虫に会ふ  仲野由理

この3句は、その句会で私の句友が詠んだものである。
私の句とは、詠み方のイメージが異なるのがお分かりであろうか、もちろんどちらが
良い悪いということではない。


    人間派転じて樹木派毛虫焼く    石田波郷

    自由かな毛虫輪になり棒になり   石川青狼


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あー毛虫

今晩は遊さん オモロイ人たちと句会やってんですなあ。うらやましい。次は是非ナマの毛虫を前に楽しんで!

あっしの毛虫の愛唱句。

まるまるとゆさゆさとゐて毛虫かな  ふけとしこ

この句に勝てる毛虫の句はないと思うんだわ。毛虫に対する愛情があふれてるよね。  ほなな。  又やん

No title

又三郎さん
こんばんは
又三郎さんは毛虫もお好きなんですね。
前に確かミミズを助けてもおられました。
双方とも俳句にするとなんか深みのあるものが
詠めそうな気がします。難しいですが…
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Author:遊歩
あっという間に歳を重ねてしまいました。
せめて俳句への感覚は若くありたいと思い続けています。

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