炎天

電線


      炎天の無音の中や誰か来る


俳句は、短少の詩形なので形の美しさを大切にする。

よって、長い歴史のなかでおのずから型、パターンが決まってきている。
もちろん破調等を好む人もいるが、まずはそのパターンを覚えて自分のものにする
ことが上達の秘訣であり、その中なかで得意技を見つけ出し、最初はそのパターン
ばかりで、作句することが上達の近道にもなる。

著名な俳人7名から、いくつかの句形のパターンを見てみる
対象にした句数 2,346句
 季語の位置   上五 1,196 51.0% 中七 582 24.8% 下五 568 24.2%
 切れ字の位置  上五 1,248 48.3% 中七 452 17.5% 下五 885 34.2%
 代表的な切れ字 や、かな、けり、を使った句は、629 全体の26.8%にのぼる
         や 315 50.1% かな 193 30.7% けり 121 19.2%

こうして見ると、上五に季語と、上五に「や」の切れ字を使うパターンが半数を占める
また、切れ字の「や、かな、けり」を使う句は、4分の1以上に及ぶ。

もちろん、対象にした作家により異なってくるが、基本とできるデータである。

次回に、そのパターンからなる句の内容を書いてみたいと思う。

                  (参考:俳句技法入門)


    炎天へ打つて出るべく茶漬飯    川崎展宏

    炎天のきりんの首の漂へり     野木桃花

    炎天を行く食はむため生きむため   遠藤若狭男


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Author:遊歩
あっという間に歳を重ねてしまいました。
せめて俳句への感覚は若くありたいと思い続けています。

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