盆踊り


      知らぬ人ばかりの踊りふる里は

      いづくより人の湧き出て踊の輪

      更けてより手足のそろふ踊の輪


俳句では、単に「踊」というだけで盆踊を意味し他の踊りではない。
八月の十三日から十六日にかけて行われる盆踊は、寺社の境内や町の広場などに
櫓を設け、笛や太鼓にあわせて輪になって踊ったり、行列を作り町を流れたりする。

本来、盆に帰ってきた先祖の霊を慰めるための踊りである。
空也上人や一遍上人の踊念仏が起源で、室町時代の初めには、太鼓や瓢箪などを
たたいて踊るようになった。

現在のように、囃子や唄に合わせて踊るようになったのは江戸末期とされる。
踊り手が笠や手拭いで顔を隠して踊るのは、盆に迎えられた祖霊を表すもの。
現代では、その土地の伝統や風習を守った「踊」と娯楽の要素の強い「踊」とがある。

子季語  盆踊、音頭取、踊場、踊子、踊浴衣、踊笠、踊太鼓、踊見、念仏踊、
       題目踊、灯籠踊、 豊年踊、踊唄    きごさいHP参考


     手のひらをかへせばすすむ踊かな   阿波野青畝 

     踊子よあすは畠の草ぬかん      去来

     六十年踊る夜もなく過しけり      一茶

     盆唄や今生も一と踊りなり       石塚友二

     会ひたくて広がる村の踊の輪     成田千空


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No title

遊さん ご無沙汰。 元気でやってるね。 踊りの三句どれもいいねえ。
日本人の原点だねえ。 あっしもみちのくに旅してさあ、青森ねぶた、五所川原の立佞武多、秋田の竿燈まつり、と三本立。
みちのくの心満喫して来たよ。 もっとも体重増やして帰ったのは計算外だったけど・・・。 それにしても写真の盆踊り、踊り櫓を中にして左回り。 どこでもそうだよね。 スーパー、コンビニ、犯人の逃走経路も左回りだって。 人間心理?? ほなな。 又三郎

No title

又三郎さん

踊は、たまたま俳句の会の先生に出していただいた
兼題です。この題は本当に私の思いに合いました。
盆踊り、古里、家族、友達、光景、オーバーにいえば、
来た道、全てです。
共感いただいて嬉しいいです。
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遊歩

Author:遊歩
あっという間に歳を重ねてしまいました。
せめて俳句への感覚は若くありたいと思い続けています。

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