羽抜鶏

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      無一物なれど健やか羽抜鶏

      りんの音に内を窺ふ羽抜鶏


羽抜鳥とは、換羽期の鳥のこと。
多くの鳥類は繁殖期の終わった夏から秋にかけて全身の羽毛が抜け換わり、
この頃の羽のまだ整わない鳥をいう。
鶏舎などに行くとおびただしい抜け羽が散っていることがある。
時期は種類により異なるが、大抵の鳥がみすぼらしく見えて滑稽であるが、また
侘しい感じもする。

しばしの間、威厳を無くした姿見るからに哀れで、羽抜鳥、その言葉の響きにも
ペーソスが漂う。


     こちら向く律儀がおかしい羽抜鶏   宇多喜代子

     草抜いて妻も小声の羽抜鶏       飯田龍太

     禿頭のわれと並びし羽抜鶏       金子兜太

     羽抜鳥友呼ぶ声か山淋し        正岡子規

     道路ほど寂しきは無し羽抜鶏     永田耕衣


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おはようございます。

 無一物なれど健やか羽抜鶏

おはようございます。
「だから人生迷わずに」
そんな気分になりました。

No title

凉さん

こんにちは

花咲徳栄が圧倒的な強さで決勝戦を制しました。
テレビで放映されていたキャップテンの地元での
挨拶、その日焼けした誇らしげな顔、迎えている
人、特におじいさん、おばあさんの顔も誇らしげで
良かったです。
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遊歩

Author:遊歩
あっという間に歳を重ねてしまいました。
せめて俳句への感覚は若くありたいと思い続けています。

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