秋めく

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      秋きざすキリンに風のあるらしく


      秋めきて水をはみ出す河馬の尻


「俳句はリトマス試験紙だ」と表現する俳人の神野紗希さんのお話し

「俳人はしばしば動物園で吟行をしますが、句会で互いの句を見せ合うと、どの動物に
心惹かれたのか人によって全然違うのです。

紀元前のイソップ寓話の時代から動物には、それぞれ人間の姿が重ねられてきました。
獅子は勇敢だが傲慢、狐はずるがしこく、兎は軽率、亀は努力家……。

花形のパンダを詠むか、園の隅っこにいる狸を詠むか、選んだ動物でリトマス試験紙の
ように自分の性格や心理状態が分かってしまうとしたら、面白いような、ちょっと怖い
ような。
動物は人間の隣人、私たちの似姿なのです。」


     秋空へキリンの首の孤独かな      田村幸江
 
     さすが象なり冬の蠅を連れ        高木一惠
 
     人に似てかなしき猿を回しけり     西島麦南
 
     熊の子が飼はれて鉄の鎖舐む     山口誓子
 
     ペンギンのいない八月十五日      橋本直
 
     望郷のゴリラに五月来たりけり     野木桃花


私の所属する俳句会の皆さんは、動物園にも楽しく吟行をしている。



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Author:遊歩
あっという間に歳を重ねてしまいました。
せめて俳句への感覚は若くありたいと思い続けています。

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