虫の秋

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      雨音の止みていつしか虫の秋

      更けゆくも酔へぬ酒くむ虫の秋


俳句を作るということは、無限に近い言葉の組み合わせの中から、ぴったりの言葉を
捜すこと。
そのことを私の先生は、「俳人は言葉を探す旅人」と表現されている。

その作業に脳の血流は言語脳(左脳)とイメージ脳(右脳)そして前頭葉を駆けめぐる。
俳句を楽しむことは、大脳全体の活性化につながることになる。

575でまとめて季語も入れなくてはならない、難しい、しかし、その短い文の中で
言葉を選んで書くのが俳句の大きな魅力。
短い言葉で思いを伝えようとするから文が洗練されたものになり、時には美しい絵画を
見た時のような感動さえ覚える。

俳句は、日本人が生み出した美しく面白い詩型であり、渋い古臭いなどのイメージが
あるが、本当の俳句を知らずに過ごすことは、実にもったいない。

俳句で日常の時間の質が、少し変われば人生の質も変わる。


     虫の秋耳が鳴き出すほどひとり   堀敬子
 
     形見分けして墓のこり虫の秋    福田蓼汀

     虫の秋眠れぬ夜はねずにあり   石川桂郎


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こんにちは

更けゆくも酔へぬ酒くむ虫の秋

しっとりとした秋の趣をを感じます。
下戸の私には詠めぬ句です。

No title

凉さん

いつもコメントありがとうございます。

重陽や集い語りて昼餉食む 凉(ブログ)

昼食のお写真のようですが、皆さん、おいしく
お酒を嗜まれるような雰囲気を、お持ちの方々
ですね。

No title

写真が「いいね!」
手前のススキが逆光に負けていないのが「いいね!」
風を感じますよ。

No title

ハリー東森さん

コメントありがとうございます。
励みになります。
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遊歩

Author:遊歩
あっという間に歳を重ねてしまいました。
せめて俳句への感覚は若くありたいと思い続けています。

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