きのこ飯

きのこ飯


      淋しさに釜いつぱいのきのこ飯

      この秋はとうとう二人きのこ飯


1句目は、わが家の長女が嫁ぎ、長男が独立をして行ったことを、詠んだもので
ある。 これを出句した句会の講評者から次のような評をいただいた。
「食べることは生きることですが、それは淋しさを癒してくれます。きのこ飯が
具体的で、この淋しさも癒されること間違いなし・・・・・・・・・・・。」

2句目は次女が嫁いで妻と二人きりになったときのもの。
後に並べて気がついたが、ここでもきのこ飯を詠んでいた。

食べ物の俳句といえば多くの名手がおられるが、ここは草間時彦さんの句を・・

「草間時彦の句に出てくる食べ物は、いつも美味しそうだ。食の歳時記といった
著書もあると記憶するが、いわゆる「食通」ではなく舌のよさを誇示するような
ところはない。
むしろ誰もが食べている普通の食材、普通の料理から、それぞれの美味しい味を
引き出す名人とでも言うべきか、ともかく句をパッと読んだとたんに、パッと
食べたくなる。誰にも作れそうでいて、作ろうと思うとなかなかに難しそうな句だ。
芸の力を思う。」と、評されている。


     秋鯖や上司罵るために酔ふ

     味噌汁におとすいやしさ寒卵

     牡蠣食べてわが世の残り時間かな

     さみしくて箒木の実を食べて酔ふ

     くすり湯を出て鯛焼を買へりけり



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Author:遊歩
あっという間に歳を重ねてしまいました。
せめて俳句への感覚は若くありたいと思い続けています。

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