菊日和

菊


      抱き起こす母まんなかに菊日和


ケアハウスで見受けた光景を句にさせていただいたものである。
作句の手法みたいな話しになってしまうが、この光景に感じたことを、
読んでいただく方に伝えるには、どう詠めばいいのか・・

背景には菊の鉢も置いてあり、気持ちのいい絶好の秋晴れでもある。

  抱き起こす母まんなかに秋日和

これでも季語が動くということを別にすれば、俳句にはなっている。
菊日和、秋日和、どちらを選んでも一句としては成立すると思うが、
どちらを選ぶか、ポイントにしたのは菊。

菊は桜と共に日本を代表する花であるが、私の母親の持っていた優しさ、
柔らかさ、包容力が、私にはイメージとして菊の花とオーバーラップする。
ゆえに、母親と家族の光景であったので秋晴れより菊を選ぶ方が、場面に
ふさわしいように思えた。

因みに菊の花言葉は、「高貴」「高潔」「高尚」である。

     菊日和いふにいはれぬお人柄    角田律子
 
     人の手がしづかに肩へ秋日和    鷲谷七菜子 


菊花展


      妻のあと後ろ手に逐ふ菊花展



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Author:遊歩
あっという間に歳を重ねてしまいました。
せめて俳句への感覚は若くありたいと思い続けています。

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