木守柿

木守柿


      夕暮にひと待つごとく木守柿


収穫のあとに、一つだけ木に残しておく柿の実
来年もよく実がつくように祈ってのことか、あるいは、お腹を
空かせた鳥のために残してあるのか・・
古来、自然との共生をなしてきた名残でもあろう。

「垣根より飛び出た木の実は道行く人に、テッペンの木の実は
小鳥たちに、自分たちは庭の中の実を食べれば良い」(ある法話)


      老いたりと言へど忠臣木守柿


季語/木守  子季語/木もり、木まぶり、木守柿、木守柚


     安らぎは故郷にある木守柿    新免弥生

     木守柿たましいばかり残りたる   中村克子

     弱音など吐かぬつもりの木守柿  保坂加津夫


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ
にほんブログ村 俳句ランキング


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

夕暮にひと待つごとく木守柿

来年もよく実るようにとのまじないで、
木の先端に一つ二つ取り残しておく柿の実。

夕映えの中、ぽつんとひとつだけ残った紅い実の、
わびしさと美 しさを感じますね

No title

凉さん

こんばんは
柿の俳句を今年もたくさん詠んでますが、
近所に実を取って食べるような柿の木は
ほとんど見ません。
まして、木守り柿など・・
プロフィール

遊歩

Author:遊歩
あっという間に歳を重ねてしまいました。
せめて俳句への感覚は若くありたいと思い続けています。

最新の俳句
季節の分類
頂いたコメント
リンク
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
検索フォーム
QRコード
QR